少年達との涙

小生は長年少年野球(中学生硬式)の指導者をしています。今年の三年生チームは27名。入部当初から実力があったので期待も大きく、日々厳しい練習を課し子供達も懸命に耐えてきました。お陰で準優勝4回という輝かしい成績を収めました。一年生から育て上げたそんな少年達が中3のこの夏に最後の大会を迎え子供達も緊張の中準決勝まで勝ち上がりましたが、期待の重圧か残念ながら念願の優勝をする事は出来ませんでした。試合後子供達は皆大泣き…私も周囲を気にせず大泣き…父兄や関係者も…涙涙涙。その涙は負けた悔しさよりも良く頑張った事への称賛の涙と、別れの涙だったように思います。子供達の純粋な気持ちに打たれ普段味わう事の無い貴重な「涙」を子供達と共に経験させてもらいました。私にはひと夏の「大きな宝物」になりました。
子供達は将来地方の名門校へ進学する者、地元の高校へ進学する者、野球から離れる者様々ですが、陰ながらそんな子供達にエールを送りたいと思います。